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2017.09.10

酵素って何?


皆さん、こんにちは!

NPO法人日本酵素栄養学協会 関西支部局の大滝(持田)蘭子です。

早いものでエンザイム・ニュートリション・マスターコース京都会場も残すところあと2回となりました。
毎回深く濃い内容の専門用語が飛び交う講義。受講者の皆さんは真剣そのものです。
学生時代を自衛隊に入隊するために体力一本で勝負してきた私は、
今でこそ内容を少しばかり理解しこうしてメルマガを書かせていただいているまでになりましたが、
最初の講座の宿題をなんとイラストで提出し、講師の先生方に『意味は…伝わる。』と言わせてしまった張本人です。
それからは講座の宿題に『400字以内で』という一言が加わりました。
今でもあれがきっと原因なんだ、きっとわたしのせいだよなと思っています(笑)

そして今回の受講者の皆さんの宿題平均点の高さを知り、毎回尊敬のまなざしで皆さんの後ろ姿を拝見しているのです。

 

そんな私が今回お話しする内容は、

『酵素ってなに?』

です。酵素って体にいい、酵素栄養学も酵素というものに注目した栄養学です。
もちろんエンザイム・ニュートリション・マスターコースでもこの酵素を専門的に深く学びます。
皆さんもNPO日本酵素栄養学の会員のおひとりなので、もちろん酵素のことはご存じなのだと思います。

では、あなたは酵素のことを全く知らない方に説明するとき、どこからどのように説明しますか?

今回は、私が今まで酵素栄養学について勉強した様々な情報をつなぎ合わせて

『酵素とはこういうもの!』

だということを、私の言葉でお伝えさせていただきます。よろしければ、最後までお付き合いください(*^^*)

 

まず、酵素という物質について。

酵素は触媒という『物質』です。自分は変わらないで他の物質の反応速度に影響を与える物質です。

日本語では栄養素の定義が『栄養のために摂取する物質を要素として指す言葉』というように、
外界から取り入れるものが栄養素というものなので、体内で作り出される酵素は栄養素の定義から外れてしまうのですね。

ただ、酵素という触媒が体内になければ、私たちは生きることができません。生きることはすなわち代謝することです。
と、いうことは、酵素は重要な栄養素であるとして『酵素栄養学』という分野を確立されたのがエドワード・ハウエル博士です。

私たちの身体は100パーセント私たちが食べて消化したものでできています。
けれども、その食べたものがそのまますぐ私たちの身体になるわけではありませんね。
たとえば豚肉を食べたからといって、豚肉がそのまま人間の肉になるということはありません。
どんなに栄養たっぷりな食事も、消化器官で消化・吸収されてこそ意味があるのです。

そう、そこには消化というプロセスと、消化された栄養素を人間の新しい細胞に組み替えるための代謝というプロセスが必ず必要になります。このときの消化と代謝を手助けしてくれるのが、酵素なのです。

そんな酵素には消化酵素と代謝酵素の2種類があり、合わせて体内酵素(潜在酵素)と呼ばれます。

この消化酵素と代謝酵素はシーソーのような関係で、消化に酵素を使い過ぎてしまうと代謝に酵素が供給されにくくなることが研究で分かっています。

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また、酵素にとって消化は最優先!なぜなら、この【消化】がきちんとできないと身体の栄養にはなってくれないからです。
37℃もある体内では、早く消化酵素を出して消化しないと食べ物が腐敗してしまいます。

しかし代謝は生き物にとって最重要!免疫も、細胞の再生も、エネルギー産生も、運動も、排泄も、解毒も、全て「代謝」行為です。
代謝行為は生命活動そのものなので、これがおろそかになることは、病気(老化)につながるということなのです。

それに私たちは食物酵素しか補給することはできません。代謝酵素は食事からは補給することができないのです。

なのでこの体内酵素を大切に、日々を過ごすことが大事なのです。

もっちメルマガ910-3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し長くなってしまいましたね。

次回は腸内環境と酵素の関係、ファスティングと酵素の関係をお話いたします!

 

これからも楽しく美味しく健康に、酵素栄養学とともに!

最後までお読みくださりありがとうございました。

大滝(持田)蘭子

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