こんにちは~ お体の調子いかがですか? 小菅と申します。
花粉・黄砂・PM2.5・・・
陽気がよくなる代わりにアレルギーをお持ちの方は、つらい時期と思います。
私は、臨床検査技師として毎日、超音波を使い画像診断の仕事に携わっております。
妊婦のお腹の中を覗き、胎児の成長を観察したり、健康診断で全ての臓器に異常が
ないか? 探しています。
今回は、乳がんについて 少しお話し致します。
乳がん検診を受けたことありますか?
今、情報が飛びかっており 皆さんも自分の事のように 心配に思うことでしょう!
まずは、右往左往しないように 基礎知識として 読んで下さい。
日本では、現在16人に1人の割合で乳がんにかかり他のがんも含めると2人に1人が
がんになると言われる時代です。
がん検診は、早期発見し早期治療に結びつけ 死亡率を下げるために行われています。
実際は、健診により新しく発見される罹患患者数は、増えているのに死亡率は、下がって
いないのが現状です。
乳がん検診の場合、発症リスクの低い人が健診を受けることで、過剰診断や擬陽性判定
被ばくのリスク、精神的な負担などを強いられる可能性があります。
それは、<乳がん疑い>と判定が出ると精密検査を受けることになります。
しこりの部分に針をさし 組織を採取し細胞検査をします。
精密検査の結果の出るまで約2週間以上精神的負担を考えると厳しいものがあります。
万一、がんと分かっても乳がんの中には、進行性が遅いタイプもあり
命に関わらないのに治療が行われるという過剰診断も多く見受けられます。
では、どうしたらよいか?
まず 家族、近い親戚の病歴を探る。
乳がん、子宮がん、卵巣がんなどにかかった人がいればリスクは、あります。
1年に1度は、健診を勧めます。
一番大切なのは、自分で症状の有無を確認することです。
毎日のセルフチェック(1週間に1度でもいいですよ!)
お風呂で手に直接石鹸を泡立て、乳腺全体をゆっくりとまんべんなく滑らせて下さい。
どこがゴロゴロしてるか 硬いか チェック
生理前は、少し硬くゴロゴロと感じるので生理後が望ましいです。
- 小豆または、米粒くらいの硬いしこりまたは、石のように動かないしこりをないか
- 鏡に映し 両腕を上げ、皮膚のどこかに引きつれがないか
- 乳腺から茶色いぽい分泌液が出ていないか 下着が分泌液で汚れていないか
これらの症状が1つでも感じることがあれば 乳腺外来のある病院へ
他の症状
痛み
痛みの度合いにもよりますが・・・ちくちくがたまにでしたら 様子を見ましょう。
しこり部分が腫れ、少し触れても痛い ➡ 病院へ
かゆみ
特に乳首 きれいにしてあまり掻かない。 ひどい時 ➡ 皮膚科へ
- 触ってもよくわからない
- いいのです! わからなくても・・何かがあったとき いつもと違う事がわかります。
症状以外で、自分で唯一がんを見つけることができるのは、乳腺と皮膚くらいです。
是非、お風呂で始めて下さい。