腸内フローラとTレグ(制御性T細胞)の関連性

2017年06月05日

永嶋です。

 最近話題になっていました抗がん剤の一種である「オプジーボ」が、Tレグ(制御性T細胞又は

サプレッサーT細胞と言われている)が、白血球を制御する薬剤として使われています。

健康な人は、このTレグが正しく働き、異常な働きをするTリンパ球や花粉症等のアレルギー

反応を起こす肥満細胞等の過剰反応を押さえて、炎症を元から鎮める事が出来る興味深い免疫

細胞の事をご紹介いたします。

 

腸内フローラとTレグ(制御性T細胞)の関連性 

 

 

永嶋さん

 

 

 

 

イメージすると良いTレグの画像

 

「出典:NHKスペシャル」

 

最近、健康との密接な関係が解明されてきた「腸内フローラ」と、腸でつくられアレルギー反応を抑える働きがある「Tレグ細胞」の関連が注目されてきました。  そして、腸内フローラとアレルギーの関係について研究が始まっています。  Tレグ細胞の正式名称は「制御性T細胞」といい、英語表記では「regulatory T cell」です。regulatoryは制御とか調整の意味があります。

Tレグは1995年に大阪大学の坂口志文教授らが発見した免疫細胞で、T細胞の過剰反応を制御してアレルギーや自己免疫疾患の発症を抑えて制御する働きがあることが分かり、アレルギー治療のカギを握る存在として注目されるようになりました。

Tレグの主な働き

免疫細胞には細菌やウイルスの攻撃を指示するTh1(1型ヘルパーT細胞)とアレルゲンに反応して様々なアレルギーを引き起こすTh2(2型ヘルパーT細胞)とがあります。

例えばTh1が過剰に働くと免疫が自分自身を攻撃する膠原病や関節リュウマチなどの自己免疫疾患が起こりやすくなり、逆にTh2が過剰に働くとアレルギーが起こりやすくなります。   つまり、私たちの体内には自分自身の臓器や組織を異物とみなして攻撃する自己反応性の免疫細胞が存在しています。これらの異常な攻撃が自己免疫疾患を引き起こすことになります。  Tレグ細胞は自分自身を攻撃する免疫細胞を封じ込めて「攻撃中止」を命令する役目をしている免疫細胞です。

また、花粉症や食物アレルギーなどは体に害のないたんぱく質に対して免疫細胞が過剰に働くため炎症などのアレルギー症状が起こります。Tレグ細胞が正常に働くことで「攻撃中止」を命令することで、症状が治まります。   以上の様に調整役をしている免疫細胞がTレグ細胞なのです。  このTレグの働きは「免疫寛容」と呼ばれ特に腸管などの消化管で発達しています。

Tレグに期待されている治療分野

 

自己免疫疾患

膠原病や関節リウマチ、1型糖尿病、クローン病などの自己免疫疾患ではTh1が過剰に働いているため、体内にTレグ細胞を増やして免疫力を維持しながら病気の原因になっているT細胞だけを抑え込むことで改善することが解明され既に臨床試験が開始されています。

 

臓器移植

臓器移植では、移植される他人の臓器を異物と判断して免疫機能が拒絶反応を起こします。この拒絶反応を止めるようにTレグを移植する臓器と一緒に体内に入れる治療法が既に実用化しています。

 

Tレグ細胞はがん細胞の攻撃を邪魔する働きも

 

体内では毎日数千のがん細胞が発生しているといわれています。通常T細胞は、がん細胞を見つけ次第攻撃してせん滅しています。

この時にT細胞が、がん細胞をせん滅した後も攻撃を続けて自分自身の正常な細胞まで傷つけてしまいます。

この時に働くのがTレグで「攻撃中止」のシグナルを発して攻撃を止めさせる働きをしています。

がん細胞はこのTレグの他の免疫細胞の働きを制御する力を利用する悪知恵と巧妙な仕組みを持っています。

その仕組みは、がん細胞はT細胞からの攻撃を逃れるためTレグを取り込んでコントロールしT細胞にがん細胞の攻撃を中止する様に仕向けます。

つまり、T細胞が誤った攻撃をしているとTレグに情報を与えT細胞の攻撃を止めさせてしまうのです。

 このままだと、がん細胞が増殖して大きくなってしまいますが、対抗する薬の研究も進んでいます。がん細胞にコントロールされたTレグの働きを止めることで、T細胞が再びがん細胞を攻撃する働きを復活させてがん細胞を壊滅させる薬が開発されています。

 オプチーボと言うお薬です。但し、一般に新抗がん剤として3000万円程の超高値で治療に使用していたのが、国が薬価基準を下げ、十分の一程で使用できますが、大阪府茨木市のハズしまぶくろクリニックの院長は、100から150分の一の投薬で副作用を軽減し、十分効果を発揮するとの事でした。 当然薬薬価も安くなりますね・・・

その薬(オプチーボ)のお蔭で、治療が困難と言われていた肝臓がんや腎臓がん、メラノーマなどの治療に目覚ましい成果をあげています。

 以上の様にTレグの働きを強めたり弱めたりしてコントロールすることで、自己免疫疾患やがんの治療が飛躍的に改善しています。

 しかもTレグは、間違った攻撃をしているT細胞だけを特定して抑え込み免疫全体には影響を与えない非常に優れた免疫細胞です。

 

「フィーカリバクテリウム」はTレグ細胞を増やす.

 

≪こんな商品もあります≫

日本初!チョコレートの新たな健康効果

高カカオチョコレートの継続摂取で、腸内環境をより健康に

~短鎖脂肪酸を産生する有用菌の増加を確認~

明治と帝京大 9月29日に発表会実施

 

2016/09/29

株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)は、“チョコレートの機能性研究”の一環として「メディアセミナー」(会場:丸ビルホール)を実施し、帝京大学 古賀准教授との共同研究により、高カカオチョコレートが、大腸内で短鎖脂肪酸(※1を産生する有用菌であるフィーカリバクテリウム属菌の割合を増やすことを発表しました。

 

アレルギー疾患を発症する子どもは、アレルギー症状を起こさない子どもに比べ腸内フローラの多様性が低いことが明らかになりました。

腸内の善玉菌は、食物繊維やオリゴ糖をエサにして、副産物として酢酸や酪酸(※4、プロピオン酸などの短鎖脂肪酸を産生します。

善玉菌の仲間で「フィーカリバクテリウム・ プラウスニッツィ」と呼ばれる菌が腸内フローラに大量に存在すれば、ビフィズス菌が少なくても、抗炎症作用やクローン病、潰瘍性大腸炎の再発防止に有益だと考えられています。

また、アレルギーと関係していることが報告されています。

 

この腸内細菌「フィーカリバクテリウム プラウスニッツィ」は、アレルギー反応を抑える作用を持つ「Tレグ細胞」を増やす「酪酸エステル」を産生していることがわかっています。

腸内フローラに、善玉菌のフィーカリバクテリウムを保有していない人は肥満や大腸がんなどの病気になりやすいことも明らかになりました。

 

次世代のプロバイオティクス!?

【フィーカリバクテリウム プラウスニッツィは極端に酸素に敏感な細菌で、培養する際は酸素に触れさせることのないように、細心の注意が必要です。この性質のため、この細菌は小腸よりも酸素濃度の低い大腸に、そして大腸の粘膜付近よりも便の中に多く存在します。この細菌はヒトを含むさまざまな生物の消化管内に多数存在し、個人差はあるもののヒトの全腸内細菌のおよそ5%を占めると考えられています。また、この菌は酢酸を消費して、健康に有益な酪酸を産生するため、次世代のプロバイオティクスとしても期待されています。】

 

【ご参考】

(※1)短鎖脂肪酸:酢酸、酪酸、イソ酪酸、プロピオン酸などの炭素数2~6の脂肪酸を

(※4 酪酸:腸内において重要な短鎖脂肪酸の一種です。酪酸は大腸粘膜細胞の必須栄養素であり、便通の改善、大腸がんの抑制、クローン病の改善などとの関連が知られています。また酪酸が欠乏すると大腸の機能不全が起こることが知られています。

 

また、クロストリジウム属の菌種に「Tレグ細胞」を増やして腸内の免疫バランスをとる働きがあることが分かり注目されています。

クロストリジウム属 (Clostridium):抗菌薬 インターネットブック

http://www.antibiotic-books.jp/germs/16

Clostridium. クロストリジウム属. Clostridium difficileクロストリジウム・ディフィシル. Bacillaceaeに属する大型の嫌気性グラム陽性桿菌で芽胞を形成する. 乳幼児の胎便 や糞便より分離されている. 抗生物質の関与する偽膜性大腸炎をひきおこす.

参考までにクロストリジウム属には、偽膜性大腸炎の原因となるディフィシル菌やボツリヌム菌などの生体に有害な菌もあります。

 

最後に私は30年以上前からの花粉症で、今年も花粉が飛んでいる時に、鼻血がでたり、目が痒くなったりしてマスクを装着しましたが、一念発起して、マスクを外しました。

但し、巻頭のTレグの画像をイメージして、鼻腔内に花粉が入ると、その花粉の周りにディーゼル黒鉛やPM2.5がつくと免疫機構が働き、まず、抗原提示細胞である白血球の樹状細胞がそれ食べ、ディーゼル黒鉛やPM2.5を樹状細胞の背中の部分に提示して、T細胞がそれを自己か非自己か

判断して抗原抗体反応を起こすB細胞を通じてマスト細胞(肥満細胞)にその抗体が付いて、その量が増えると、地雷の様に破裂して、ヒスタミンやロイコトリエン等の炎症物質を鼻腔や気管支、

喉などにバラマキ、鼻血や咳や関節等に炎症が広がります。

そこで、花粉は抗原抗体反応には、関係なく、先ほどのディーゼル黒鉛やPM2.5等に反応するので、私はその抗原に反応しない様にイメージ療法で、Tレグ細胞からサイトカイン(神経伝達物質)が鼻腔から気管支、目等の炎症を起こす場所を中心に火消しをする様なイメージでビュンビュン放出しているイメージを毎日していたら、お陰様で、マスクが不要になり、無事花粉症の苦痛から

解放されました。

そこで、もしガンと診断されても、普段の生活習慣から自分で作ったものなので、それを正し、

酵素食やファスティング等を当協会の推奨ファスティング等に参加され、イメージ療法と合わせて

がん細胞がTレグを味方につけてキラーT細胞やNK細胞を無力化している事が分かっているので、Tレグの目を覚まして、免疫系統を平衡及び活性させ、自己免疫の自己防御力を高めて、自分で治れる医療を実践されたら宜しいと思います。イメージ療法はお金もかからずに、効果を発揮する自分で治れる為の経済的な医療です。

情報はネットよりお借りしました。

以上です。

担当 永嶋 英一

 

 

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