皆さんこんにちは! 青木です。
私たちの田んぼがあるのは千葉県の館山、広葉樹の低い山を背に外房も間近な海原が広がる温暖の地、と~~っても気持ちのいいエリア。
地元の方々とのご縁とご好意でNPOがこの地の田んぼをお借りして2回の稲作をしました。
酵素栄養学協会がお伝えしている「食」の中心は農産物、その趣旨にそってこの田んぼでは“自然農法”の米作り。
無農薬で無化学肥料はもちろんのこととして、無肥料(稲の藁のみ)でお米を作ります。
<田植えの様子>
<田植え後、こんな光景も!>
田んぼのことを沢山お伝えしたいのですが、1回のこのブログではお伝えし切れません。
なので、今回は「田んぼの土と腸内フローラ」についてお伝えしますね。
私たちの田んぼの田植えは遅めです。5月末になってから、初夏を思わせる陽ざしの頃です。自然農法は土を耕しません、不耕起(代かき無し)にして2年目に土が変わりました。
初めての年は足を田んぼに入れると“ブクブク”とガスが出て少しドブの匂い、『クサイ~!』と若い女性の悲鳴。
夕方手を洗っても手が匂う、女性からは『明日会社で“臭い”て言われちゃう』という感じでした。
ところが2年目、足を入れても静かなまま、アレッと思い泥の匂いを嗅いでも臭くなく、逆に土は懐かしいようないい香りがします。
3年目には更に手がしっとりするような滑らかさも出てきたのです。
田んぼには水が欠かせません、多くは地下水を川の水を引いたりポンプで地下水を汲み上げたりします。
この田んぼは山の麓にある溜め池の水を水路で引きます。ウーロン茶のように褐色の水なのです。
植林された杉や松ではなく大半が広葉樹林なので堆積した落ち葉や倒れた樹幹が溶けて豊富な養分とミネラルとなり、見えないけどその自然な栄養に沢山の微生物が宿っているのですね。
<育った稲の光景>
田んぼのお師匠から、こんなことを言われました。
『菌は自分で棲みやすい場所に棲む、耕すとかき混ぜられて、居場所が変わっちゃうから元気じゃなくなる。そうすると山からの養分を分解し切れなくて土が腐る』
『この田んぼは耕さないから菌のバランスが整ってきた、この土は腸内環境と同じこと』
ビックリしました!!
見ることができない腸内環境をリアルに知ることができる体験の場だったのです!。
田んぼは、お米を作るところであるけれど、酵素栄養学のすごい先生です。
『このトロッとした土、見えないけど何億もの微生物が棲む土、これがオレの腸内フローラか~』と土を手にのせて何だかウレシイ気持ちに。
確かに臭く無いし、クリーム状でスッゴクなめらかな土に変わって来たのです。
今週は寒波もやって来てまだまだ真冬の2月ですが、週末は田んぼに行きます。
稲を天日干しするための竹を刈り出しにゆきます、“木枯らしの竹“といって、竹は水気の切れる冬に切るとその後の長持ちが違うそうです。
長さ3m、直径10cmの太い竹を20本、山からいただいて担いで田んぼに運びます。
今年のお米作りがいよいよ始まるのだな~と、ちょっと緊張する今日でした。
<収穫です!>
昨年より、
この自然農法田んぼ活動の主催は当NPOから青木隆個人が受け持つこととなりました。
個人ですがNPO認定です!
NPO会員の皆様も体験できます。
田植えの前には皆様にもお知らせしますので、ご家族、お友達と是非ご参加くださいね。
癒されますよ~
2016年の田んぼ日記は以下のブログで読めます
URL :http://blog.manahouse.jp/174745467.html