コラーゲンと老化

2017年05月21日

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矢澤さん3

テレビのコマーシャルなどに度々登場しますコラーゲンは、たんぱく質です。

主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、、軟骨、血管壁などの構成要素で、
多細胞動物の細胞、組織、器官などを形成する結合組織(細胞外マトリクス)の主成分です。

コラーゲンは種類が多く、例えば皮膚の真皮を構成するコラーゲンと軟骨のコラーゲンでは、
アミノ酸の配列が異なります。

動物や魚のコラーゲンを食しても、個々のアミノ酸に消化されなければ吸収されませんので、人体組織が必要とするコラーゲンになるとは限りません。
飲むコラーゲンや、コラーゲンサプリメントも同じように、消化管でアミノ酸に分解されなければ吸収されません。

 人体には60~70%の水が存在し、水以外の約半分はたんぱく質ですが、
そのたんぱく質の約3分の1はコラーゲンです。

 

コラーゲンの構造

コラーゲンたんぱく質の基本要素であるペプチド鎖を構成するアミノ酸残基は、
―(グリシン)―(アミノ酸X)―(アミノ酸Y)―と、グリシン残基が3残基ごとに配列されています。
疎水性アミノ酸のグリシンを主にし
たこの配列はコラーゲンたんぱく質の特徴で、
コラーゲンのうち3分の1がグリシン残基です。

また、疎水性のプロリンが次に多く存在し、普通のたんぱく質にはないヒドロキシプロリン
約10%含まれており、両方で約25%になります。

 

コラーゲンと細胞

たんぱく質であるコラーゲンは、細胞核内に収納されているDNAの設計図に従い、
必要とする細胞内で合成されます。

例えば、皮膚を構成するコラーゲンは、真皮内に点在する線維芽細胞内で合成され細胞外に出て真皮を満たしています。線維芽細胞は、真皮を満たしているコラーゲンを足場にして存在しています。
このように細胞とコラーゲンは、持ちつ持たれつの関係でお互いに強く影響し合っています。

 

コラーゲンの代謝 

コラーゲンも新陳代謝するのですが細胞外に存在するため、細胞内のたんぱく質に比べると代謝回転が非常に遅いと言われます。
すなわち長時間同じ場所に存在し続けますので、様々な化学反応を受ける機会が増してしまいます。

そこで問題となるのは、AGEs(最終糖化生成物)と活性酸素による影響です。

 

甘いお菓子類はお肌の大敵 

プロリンに水酸基を結合させることによりヒドロキシプロリンを生成するのですが、
この反応は代謝酵素の他にビタミンCも必要です。
すなわちビタミンCが不足しますと正常なコラーゲンが形成されず、血管壁が破れた場合壊血病を発症します。当然ですが、皮膚にも悪影響を及ぼすと考えられます。

甘いお菓子を多食して高血糖が続きますと、還元糖が酵素の助けを借りることなくたんぱく質と結合する機会が増えます。
メイラード反応(糖化反応)といわれ、反応が進みますとAGEsが生成されます。
このAGEsがたんぱく質コラーゲンに結合しますと、コラーゲンが劣化してシワの原因になります。
また前に書きましたように、細胞とコラーゲンは依存し合っていますから細胞の劣化にもなり様々な病気発症の原因にもなると考えられます。

 

コラーゲンと活性酸素 

 活性酸素もコラーゲンを劣化させることが実験で示されていますが、
そのメカニズムはまだ解明されていないそうです。

活性酸素に攻撃されてコラーゲンの螺旋構造が破壊された場合、疎水アミノ酸が極めて多いために凝集して変性し、機能が失われるのではないかと私は考えています。

何れにしましてもAGEsと活性酸素はともにコラーゲンを劣化させ、シワの発生、老化、様々な病気発症の原因になることは間違いありません。

 

コラーゲンの劣化防止法 

 コラーゲンを含む動物性食品の摂取、ドリンクやサプリメントの利用は、必ずしも人体のコラーゲン生成に寄与するとは限りません。

繊維芽細胞やコラーゲン生成細胞を活性化することが若さと老化防止、病気予防の秘訣であると考えます。
そのためには、プラントベース・ホールフード・ローフードの酵素食摂取が重要になります。
血液の循環をスムーズにし、繊維芽細胞などが必要とする栄養素と酸素を十分に供給することが求められます。コラーゲンの活性に必要な代謝酵素は、鉄、銅、亜鉛などのミネラルも補助因子として必要です。

このようにコラーゲンの劣化防止は老化防止、病気予防に直結しますので、
AGEsの発生を防ぐために砂糖を使用した甘いお菓子類や甘く味付けした食品の摂取を控え、
間食を止め、高温調理でAGEsを発生させるてんぷらや焼き肉、ステーキなどは頻繁に食さない、
また、活性酸素を発生させる生活習慣、食習慣を改めるなどが必要です。

どうぞお試しください。

 

 

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